金太郎のおうち

永久の住まい
金太郎のおうち
を建築しました。
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「スタートライン」

金太郎おうち建築は、当初
880万のハイム抽選会からの出発でした。
もちろんその金額だけで家は建たないことは知っていましたが、
老人域に突入し、
働ける年数がどんどん減っていく中、
何処かで

「借金をして家を建てなければならない」
ということは感じていました。

 

880万
の営業担当のSさんが言いました。

「金太郎パパさん、
いつか建てなければならないと考えているなら、
その決断の引き金になってあげますよ。
たとえ、他社で建築するにせよ、
今が人生で最大のチャンスですよ。」


 彼の言葉を最初は何とも思いませんでした。
笑顔を返してはいただけですが、本音は。。。。。

「880万だから、抽選に申し込むのであって、
まともに建てるならまだまだ無理ですよ。」



「建築資金計画」

 金太郎パパは、
はたしていくらの借金が可能なのか?
働いている職場で、
組合経由で借りる場合を調べてみました。

その結果、簡単に貸してもらえる金額は

1,000万〜1,500万
ぐらいだったようです。

「880万の家なら、借り入れで払えるぞっ
(^_^)v
なんて思いました。

 しかし、話が進むうちに
抽選に外れても、建てちゃう
みたいになっていきました。
いったいいくらの家を建てられるのだろう。


 
当初は、総額1,500万円位を標的にしていましたが、
そんな心の変化もあり、
借金についてよくよく考えました。
金太郎が1,500万。
ならば、
金太郎ママも1,500万
を借りられるだろう。
二人で3,000万かぁ。。。。。
足りないなぁ。


 
地元の銀行でも借りられるのかな?
農協もあるし。。。。。
きっと
1,000万円ぐらいはokなんじゃないかな・
なんて返す金額のことも考えないで楽観視していました。


しかし、
 日記にも書きましたが、3,000万を借りると、
15年間で返しても平均すると
毎月4,5000円の利息
を払うことになる。
利息だけで。。。。。
ちょっとしたアパートに入れる金額だよね。
自分の家なのに、
借金返済の元金以外に
毎月アパート代ほどの利息を払うなんて。。。。




「財形貯蓄の利用」

 「財形貯金」をやっていました。

住宅購入資金として積み立てていると、
利息に税金がつかないことは知っていましたが、

積立額の10倍までの金額を
建築資金として低金利で借りられる

なんて知りませんでした。
で、自分の財形を調べてみると。。。

住宅財形は50万ほど(^^;)
10倍しても 500万円です。
   だめだにゃあ m(_ _)m 
全然足りない



「建築費総額と借り入れ」


用意できる『頭金』
と『建築費総額』


 ビルダーとはなしを進めようとすると、
「土地はあるか」
「総予算はいくらか」
「職業は(お勤めは)」

などと聞かれる。

県北の展示場に初めて行ったとき、
総合受付でお茶目っ気を出して
「頭金(用意できる現金) 1,500万」
などと書いたことがありました。

そしたら、(ひよっとして書いた金額は関係ないかも)
次々とビルダーの営業マンが押しかけてくるくるくる。

職業も、
「夫婦で2馬力・公務員」
なんて書いたものだから (^^;) 

「総予算 5,000万〜1億」
なんてのも書いたなぁ。。。。


 で、ある日のある夫婦の会話
金額は申し訳ありませんが伏せ字にしてあります

金太郎パパ  「ママは、どれくらいの 現金で用意できる?」
金太郎ママ  「あなたは?」                   
金太郎パパ  「●●万かな」と、探りを入れてみた。     
金太郎ママ  「だったら 私も ●●万よ」の返事。 (^_^)v 
金太郎パパ  「俺は まだ◎◎万ぐらい大丈夫かも。。。」  
と、見栄を張ってみる。
金太郎ママ   「あんたがそうなら 私だって用意するわ。」
と、驚きのすごいお言葉。。。。。。
金太郎パパ  「○千万ならどう?」               
と、一桁違う金額を平きな顔で振ってみる。

金太郎ママ  「そんなには無理よ。△百万が 限界よ。」  

だった。
結構大きな金額に 
びっくり

 結局、
今回お願いしたK建設では
「借り入れ」について何も提案はしてくれませんでした。 

『借りられるところはいくらでもあるだろうから
勝手に好きなところから必要な金額だけ借りてください』
とは、言われなかったけれど、
それに近いのかなぁと思います。

 だから、ハイムのようには資金計画を立てずに、
いきなり契約でした。
もちろん見積もりは頂きましたが、
支払い能力の有無は問われず、
交渉事が進んで行くのには
驚きました。

 
払えんかったらどうすんだろう
などとも思いました。

 実際工事が始まってしまってからのる日、
某銀行の人が職場に来た際に
「住宅建築融資」や「財形借り入れ」
について相談しようとしたら、

『工事着工前はもちろん、契約する前に相談してください』
と、
簡単に流され(無視)てしまいました。
銀行さんは、
もっとお客に対して優しく親身になって
考えてくれてもいいんではないかと思いました。

殿様商売は後で困るのです。
(つぶれちゃうぞ おまえの銀行 (^_^))

 でもやっばり、契約前だろうな。
普通。
きっと、○○組合も同じだろうな。。。。。
大失敗

結局、資金計画のないまま
契約・建築・完成
まで突っ走ってしまいました。


「難題 擁壁費用発生」

    『擁壁』って、とっても高い高い

 我が家は、家族の人数も多く、
体の不自由な老人や幼児の双子もいるので、
仮住まいはしたくありませんでした。

そのため、現存の旧家を残して、
敷地内の空いている土地に
新しい家を建てなければなりません。

 理想は、60坪ぐらいの
平屋住居でしたが、
敷地のど真ん中に旧家があったために、
旧家を残したままでの平屋建築は無理でした。

東側にどうにかこうにか35坪くらいの家の
建てられる幅の土地が残りました。
しかし、
その土地のさらに東側は急斜面になっていて
農業用の水路が走っています。

 〜2M以上の高低差がある宅地に建設する場合には、
30度。。。。。。。。以下省略。。。。。。〜
ということで、敷地東側に、
高低差4Mもの差があると
境界より8メートル内側に引っ込んでからでないと
家が建てられないのです。

やっとの事で車庫と倉庫を壊して
作り出した狭い敷地だったのに・・・

 解決方法は、いくつかありました。
@ 30度の中に入るように、極深基礎にする。
A 4M以上の基礎杭を打つ。
B 擁壁を造る。


 たぶん@ABと 下へ来るほど費用が増えてくると思います。
ただ、@とAでは、
建築後に子どもたちが、
あるいは遊びに来た親戚の子が、
庭で遊んでいて斜面を転げ落ち,
水路にはまって大けが

溺死のおそれもあります。
そういうニュースって、聞くたびに、

 『
何でお金をケチっていたの。命とどっちが大切なんだ。

なんてよく思っていました。
そこで我が家は悩まずBを選択しました。

 その費用の見積もり、当初6000K以上とのこと。
結局は工法の変更と値引きとで、5000Kにはなりましたが、
それでも高〜いです。
クラウン(ちょっと古すぎかな)が買えちゃうんですから
。。。。参考URL。。。 

無事 擁壁工事がすんで、
 
斜面から平らになって
使えるようになった面積が
(増えたと考えていいのかなぁ?)
30数坪でした。
坪単価にすると15万円にもなってしまいました。
この近辺の土地を買う単価よりも
はるかに高かった。。。。(^^;)

4Mの垂直の壁も見下ろすと、
とっても高いけれど、
その費用にかかる金額は
もっと高い 高〜い。。。。。。


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2004.05.05 元原稿作成
2011.09.10 加筆あり 金太郎パパ

金太郎のおうち建築費公開しています。
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お金の話 (^^ゞ